love.graphics.clear (日本語)

画面または有効な Canvas を指定色で消去します。

この関数は love.draw よりも前にあるデフォルトの love.run 関数から自動的に呼ばれます。この関数の典型的な用法は love.run の用例を参照してください。

注意点として消去の領域は切り抜き範囲において制限されます。

バージョン 11.0 以前まで、配色成分における値の範囲は小数値の 0 〜 1 ではなく整数値の 0 〜 255 です。

この関数は 0.10.0 以前では、現在設定されている背景色で画面を消去します。

関数

0.9.2 以前では背景色、または LÖVE 0.10.0 以降では透過付き黒色 (0, 0, 0, 0) にて画面を消去します。

概要

love.graphics.clear( )

引数

なし。

返値

ありません。

関数

LÖVE 0.10.0 から使用可能
この異形は以前のバージョンでは非対応です。

画面または有効な Canvas を指定された色で消去します。

概要

love.graphics.clear( r, g, b, a, clearstencil, cleardepth )

引数

number r
画面の消去に使用する赤チャンネルの色です。
number g
画面の消去に使用する緑チャンネルの色です。
number b
画面の消去に使用する青チャンネルの色です。
number a (1)
画面の消去に使用する透過チャンネルの色です。
LÖVE 11.0 から利用可能
boolean clearstencil (true)
Canvas がある場合、有効なステンシルバッファを消去するかどうか。なお、ステンシルバッファを消去するには 0 ~ 255 までの整数値を指定します。
boolean cleardepth (true)
Canvas がある場合、有効な深度バッファを消去するかどうか。なお、深度バッファを消去するには 0 ~ 1 までの値を指定します。

返値

ありません。

関数

LÖVE 0.10.0 から使用可能
この異形は以前のバージョンでは非対応です。

複数の Canvaslove.graphics.setCanvas により同時に有効な場合は、複数の有効な Canvas を異なる色で消去します。

概要

love.graphics.clear( color, ... )

引数

table color
最初に有効な Canvas の消去に使用する色を {r, g, b, a} 形式で有するテーブル。
table ...
有効な各 Canvas に対する追加のテーブル。
LÖVE 11.0 から利用可能
boolean clearstencil (true)
Canvas がある場合、有効なステンシルバッファを消去するかどうか。なお、ステンシルバッファを消去するには 0 ~ 255 までの整数値を指定します。
boolean cleardepth (true)
Canvas がある場合、有効な深度バッファを消去するかどうか。なお、深度バッファを消去するには 0 ~ 1 までの値を指定します。

返値

ありません。

注釈

この関数の異形を使用するときは、有効な Canvas ごとに色を指定する必要があります。

関数

LÖVE 11.0 から使用可能
この異形は以前のバージョンでは非対応です。

Canvas の色を指定せずにステンシルバッファ、または深度バッファを消去します。

概要

love.graphics.clear( clearcolor, clearstencil, cleardepth )

引数

boolean clearcolor
有効な Canvas を透過付き黒色 (0, 0, 0, 0)で消去するかどうか。一般に、この関の当異形には false を設定します。
boolean clearstencil (true)
Canvas がある場合、有効なステンシルバッファを消去するかどうか。なお、ステンシルバッファを消去するには 0 ~ 255 までの整数値を指定します。
boolean cleardepth (true)
Canvas がある場合、有効な深度バッファを消去するかどうか。なお、深度バッファを消去するには 0 ~ 1 までの値を指定します。

返値

ありません。

用例

描画前に Canvas を消去します

c キーを押すと、画面上に新しい線を描画する前にキャンバスを消去します。

local canvas = love.graphics.newCanvas()
local clear

function love.update()
    -- Canvas の線を描画するために無名関数を使用します。
    canvas:renderTo( function()
        if clear then
            love.graphics.clear() -- 線を描画する前に Canvas を消去します
        end

        -- 画面の原点から無作為に x および y 座標に対して線を描画します。
        local rx, ry = love.math.random( 0, love.graphics.getWidth() ), love.math.random( 0, love.graphics.getHeight() )
        love.graphics.setColor( love.math.random( ), 0, 0 )
        love.graphics.line( 0, 0, rx, ry )
        love.graphics.setColor( 1, 1, 1)
    end)
end

function love.draw()
    love.graphics.draw( canvas )
end

function love.keypressed( key )
    if key == "c" then
        clear = not clear
    end
end

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