love.graphics.translate (日本語)

二次元座標系を平行移動します。

この関数が dx と dy の二つの数値を付けて呼ばれたとき、 x と y の座標に対して x+dx と y+dy が実行されるため以降の全描画操作に対して効果が適用されます。

尺度変更および平行移動は交換可能な操作ではないため、それ故に、様々な順序で呼び出すと結果が変更されます。

この変更は love.draw() の終端まで継続あるいは以前の love.graphics.push に対する love.graphics.pop により復帰します。

平行移動を全体の数値に使用することで画像の破断・ブレを防止でき、平行移動後にフォントの描画が行なわれます。

関数

概要

love.graphics.translate( dx, dy )

引数

number dx
X 軸と関連する平行移動。
number dy
Y 軸と関連する平行移動。

返値

ありません。

用例

右下へ10ピクセルの平行移動します。忘れないでいただきたいのは、平行移動は love.draw の終端ごとに破棄されることです。

function love.draw()
   love.graphics.translate(10, 10)
   love.graphics.print("Text", 5, 5)   -- 事実上 15x15 で表示します。
end

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