Tutorial:Audio (日本語)
LÖVE では、音声は love.audio モジュールの領域であり、OpenAL を使用して再生されます。 love.audio には音声オブジェクト型 - Source があります。このようにすると音声を読み込んで再生することができます:
sound = love.audio.newSource("pling.wav", "static") -- "static" はファイルを一括でメモリへ読み込むことを LÖVE に指定します。短い効果音に対して適しています。
music = love.audio.newSource("techno.ogg") -- "static" を省略した場合は、ファイルを段階的にメモリへ読み込むことを LÖVE に指定します。長めの楽曲に対して適しています。
sound:play()
music:play()
Contents
対応形式
LÖVE は love.sound モジュールにより様々な音声形式に対応しています。処理時には全てデコードして扱います。下記の形式に対応しています:
- MP3
- Ogg Vorbis
- WAVE
- 各種トラッカー形式に関しても熟考することができます。 ― XM, MOD, およびその他二十種類以上の形式。
推奨形式は Ogg Vorbis および 16-bit WAVE です。それ以外の形式は細部で奇癖がある場合があります。例えば MP3 デコーダーでは、作成時に使用されたエンコーダーによりサンプルのパディング挿入処理を行うことがあります。これらの問題は LÖVE が音声ファイルのデコードに使用しているライブラリが原因ですので LÖVE の内部で直接的な修正を行うことはできません。
静的と段階的の比較
love.audio.newSource
の第二引数へ "static" を渡した場合は、音声ファイルはメモリへ一括展開されます。これで 5MB の .ogg ファイルを読み込むと、 RAM を ~50MB ほど消費して展開されてしまうことを覚えておいてください。このような場合は "static" を使用しないことを考慮してください。
"static" を省略した場合、音声ファイルは演奏しながら段階的に読み込まれます。これを重量級のファイルを取り扱う場合に使用するとメモリを大幅に節約することができます。
再生操作
一時停止、停止、音量の変更、繰り返し、音程変更、などを行うには、単純に Source の関連メソッドを呼び出します。
src1 = love.audio.newSource("bang.wav", "static")
src2 = love.audio.newSource("bgm.mp3")
src1:setVolume(0.9) -- 通常音量を 90% にします。
src1:setPitch(0.5) -- 1オクターブ下げます。
src2:setVolume(0.7)
src1:play()
src2:play()
より詳しい情報は Source のドキュメンテーション にあります。
関連
- TEsound - 音響効果と楽曲の利用をより容易にするための音声管理器。
- Minimalist Sound Manager - love.audio の利用をより容易してソースの自動管理をするためのです。
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