Difference between revisions of "Getting Started (日本語)"

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== LÖVEの入手方法 ==
+
== LÖVE の入手 ==
  
最新バージョンのLÖVEは[http://love2d.org/#download こちら(英語)]から入手、インストールできます。もしWindowsをお使いで、かつインストールはしたくないという場合は、zip圧縮版のファイルを選んで下さい。好きな場所に解凍するだけでご利用いただけます。
+
最新版の LÖVE を[http://love2d.org/#download ウェブサイト]からダウンロードして、インストールしてください。 Windows でインストラーを使って LÖVE を''インストール''したくない場合は .zip 圧縮形式の実行可能形式をダウンロードしてから展開してください。
  
LÖVEのバージョンはコマンドラインで下記のように引数をつける事で確認できます。
+
どのバージョンの LÖVE がインストールされているか確認するには、下記のコマンドを実行してください:
<code>
+
 
 +
<source lang="bash">
 
love --version
 
love --version
</code>
+
</source>
  
 
== ゲームの作成 ==
 
== ゲームの作成 ==
  
シンプルなゲーム作成であれば、適当にフォルダーを作って、あなたのお好きなエディッターで編集するだけです。Windowsであれば、組み込みでLua言語のサポートがある「Notepad++」がお勧めですよ。
+
最小のゲームを作成するには、フォルダを作成して、テキストエディタで開いてください。 [http://www.sublimetext.com/ Sublime Text] は全てのオペレーティング・システムに対して非常によいものであり、標準で Lua 言語への対応機能が組み込まれています。作成済みのフォルダへ新規ファイルの作成を行い、 <code>main.lua</code> の名前を付けて、下記のコードをファイルへ記述してから、保存してください。
新しいフォルダを作ったら、「main.lua」というファイル名でテキストファイルを作ってください。(以下訳者追補)以下にHello Worldプログラムを示します。
+
 
 
<source lang="lua">
 
<source lang="lua">
 
function love.draw()
 
function love.draw()
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== ゲームの実行 ==
 
== ゲームの実行 ==
  
LÖVEで作ったゲームをプレイする方法は二つあります。
+
LÖVE では二種類の方法でゲームを起動します:
* ゲームに必要なファイルを入れたフォルダから起動する
+
* main.lua ファイルのあるフォルダーから。
* .love」ファイルから起動する(上のフォルダをzip圧縮して、拡張子を変更したものです)
+
* [[LÖVE Game File (日本語)|.love ファイル]]の最上位(別名ルート)ディレクトリ内にある main.lua ファイルから。
 +
 
 +
.love ファイルの作成方法は [[Game Distribution (日本語)|Game Distribution]] を参照してください。
 +
 
 +
----
 +
=== Windows ===
 +
 
 +
[http://studio.zerobrane.com/ ZeroBrane Studio], [[Sublime Text (日本語)|Sublime Text]], [[Notepad++ (日本語)|Notepad++]], および [[SciTE (日本語)|SciTE]] はコード・エディタからゲームを起動することができます(訳注: Visual Studio Code にも[https://marketplace.visualstudio.com/search?term=tag%3ALove2d&target=VSCode&category=All%20categories&sortBy=Relevance プラグイン]で対応しているようです)。
  
どちらの場合でも、<code>main.lua</code>ファイルがフォルダのトップ階層に必要になります。このファイルはLÖVE起動時に読み込まれ、実行されます。このファイルがないと、LÖVEはフォルダないし.loveファイルをゲームとして認識できず、不適切なゲームパッケージだと文句をたれます。
+
それ以外に、ゲームを実行する最も簡単な方法は起動用のバッチファイルを作成したり、 love.exe ファイルまたは love.exe ショートカットのいずれかへフォルダをドラッグすることです。 <code>main.lua</code> ファイルではなく、 <code>main.lua</code> のあるフォルダをドラッグするのを忘れないでください。
(訳者注:以下のブロック、いい訳し方が思いつかなかったため原文無視な意訳になります。ご注意ください)
 
zip圧縮ソフトによっては、フォルダの中にまとめてしまう物がありますのでご注意ください。——こういう挙動をするzipソフトは、解凍時にファイルをディレクトリにばらまいてしまうことを避けるための慣習のようですが——.loveは、zipファイルの階層構造の直下にmain.luaが無ければ正しいファイルとして認識されません。
 
  
 +
コマンドラインからでもゲームを起動できます:
  
=== Windows ===
+
<source lang="powershell">
 +
"C:\Program Files\LOVE\love.exe" "C:\games\mygame"
 +
 
 +
 
 +
"C:\Program Files\LOVE\love.exe" "C:\games\packagedgame.love"
 +
</source>
  
Windowsでもっとも簡単なプレイ方法は、love.exeにゲームフォルダかそのショートカットをドラッグ&ドロップすることです。ゲームフォルダにmain.luaが含まれてることをお確かめ下さい。また、main.lua自体をドラッグ&ドロップしてもだめなのでご注意。これは[[Scite]]のオプションでも同様です。
+
または、
 +
<source lang="powershell">
 +
cd "C:\games\mygame"
 +
"C:\Program Files\LOVE\love.exe" .
  
コマンドラインからも同様に呼べます。以下はその一例です。(訳者注:一行目がフォルダの場合で、二行目は.zipの拡張子を修正した.loveの場合の例です)
 
<pre>
 
love C:\games\mygame
 
love C:\games\packagedgame.love
 
</pre>
 
  
コマンドラインオプションによって、標準出力の内容も得られます。
+
cd "C:\games\mygame"
<code>
+
"C:\Program Files\LOVE\love.exe" packagedgame.love
love --console
+
</source>
</code>
 
  
===Linux===
+
love.exe のショートカットを作成をしてショートカットを右クリック、次に&quot;プロパティ(R)&quot;を選択してからショートカットに対する&quot;リンク先(T)&quot;にあるボックスへ希望するコマンドラインを記述してください。
  
Linuxではコマンドラインから実行できます。
+
Windows では、<code>print</code> 呼び出しの結果を参照できるようにするために、ウィンドウにコンソールを接続する特別なコマンドライン・オプションがあります ([[conf.lua (日本語)|conf.lua]] にて <code>t.console=true</code> を設定するのと同じです):
  
<pre>
+
<source lang="bash">
love /home/path/to/game
+
"C:\Program Files\LOVE\love.exe" --console
 +
</source>
 +
 
 +
----
 +
 
 +
=== Linux ===
 +
Linux では、これらのコマンドラインのうち一つを使用することができます:
 +
 
 +
<source lang="bash">
 +
love /home/path/to/gamedir/
 
love /home/path/to/packagedgame.love
 
love /home/path/to/packagedgame.love
</pre>
+
</source>
 +
 
 +
LÖVE がシステム全体にインストールされている場合は、ファイル・マネージャーから .love ファイルをダブルクリックすることでもゲームを起動できます。
 +
 
 +
----
 +
 
 +
=== Mac OS X ===
  
.debパッケージからインストールした場合は、.loveファイルをファイルマネージャーからダブルクリックすることでも実行できます。
+
Mac OS X では、フォルダまたは .love を love アプリケーション・バンドルへドロップすることができます。 Mac ターミナル (コマンドライン)では、このように使用できます (アプリケーションのディレクトリへインストールされていると仮定します):
  
===Mac OSX===
+
<source lang="bash">open -n -a love "~/path/to/mygame"</source>
  
Mac OSXでは、.loveファイルを「Love.app」にドラッグ&ドロップすることで実行できます。OSX付属のターミナル.appから実行したい場合、Love.appをアプリケーションフォルダに入れてから、下記のコマンドで実行できます。
+
しかし、上記の方法ではターミナルのウィンドウへ表示されたテキストを出力しません。出力を行うには、アプリケーション・バンドル内部にある love バイナリを直接実行する必要があります:
  
<code>open -a love mygame</code>
+
<source lang="bash">/Applications/love.app/Contents/MacOS/love ~/path/to/mygame</source>
  
また、アプリケーションバンドル内のバイナリを直接呼ぶことでさくっと起動することもできます。
+
<code>~/.bash_profile</code> へエイリアスを追加して <code>love</code> を使用する場合はターミナル・セッションにてエイリアスを設定することができます。
  
<code>/Applications/love.app/Contents/MacOS/love mygame</code>
+
ファイルを開きます
 +
<source lang="bash">open -a TextEdit ~/.bash_profile</source>
  
ターミナルセッションで「~/.bash_profile 」にパスを通せば、<code>love</code>コマンドを叩くだけでも実行できるようになります。テキストエディットで編集する場合、ターミナルから<code>open -a TextEdit ~/.bash_profile</code>と入力して下記のように記述すればOKです。
+
下記のコマンドを実行します
 +
<source lang="bash">touch ~/.bash_profile</source>
 +
最初に、まだファイルが存在しない場合です。
  
<pre>
+
次に下記のコードを貼り付けてファイルを保存してください:
 +
<source lang="bash">
 
# alias to love
 
# alias to love
 
alias love="/Applications/love.app/Contents/MacOS/love"
 
alias love="/Applications/love.app/Contents/MacOS/love"
</pre>
+
</source>
 +
 
 +
今後は Linux および Windows と同様にコマンドラインから love を呼び出すことができるようになります:
 +
 
 +
<source lang="bash">
 +
love ~/path/to/mygame
 +
</source>
 +
 
 +
----
 +
=== Android ===
 +
LOVE for Android を Google Playストア、または別の配布先からインストールを行い接尾辞に "embed" が付くものをダウンロード・使用しないときに限り、下記の方法は動作します。
  
これでlinuxやwindows同様にゲームを実行できるようになります。(訳者注:.bash_profile編集後は、ターミナルを一度閉じて再度開いてください。また.bash_profileで記述ミスをやらかすとエラー出たり標準コマンドに失敗したりとか面倒なことが起こり得るのでご注意くださいね)
+
* <code>main.lua</code> が <code>/sdcard/lovegame/main.lua</code> で検出されるようにするためにゲームフォルダーを  <code>/sdcard/lovegame</code> へ転送します。そして LOVE for Android を実行します。Android Marshmallow 以降では Android のストレージ権限を LOVE へ許可してください (プロンプトが表示されます)。
  
<code>
+
* ゲームの .love ファイルをデバイスへ転送、またはダウンロードしてからクリックします。大抵のファイル管理ソフトは LOVE for Android を使用して .love アプリを実行できます。それができない場合は ES ファイルエクスプローラーや Duo FM など関連付け指定できるファイルマネージャーをインストールすることで動かせるようになります。 Dropbox からでも .love ファイルを開くことができます。この方法は Android Nougat 以降では変更されたため動作しません。
love /home/path/to/game
 
</code>
 
  
== 次の一歩 ==
+
訳注:
 +
この方法を応用することで Android スマートフォンまたはタブレット単体でゲームの開発を行うことができます(コードエディタ、スプライトエディタ、ピクセルエディタなどは別途インストールしてください)。ただし、パソコンでの開発と異なり、画面解像度の制約、および開発に使用するアプリの切り替え操作は煩雑になるため、作業効率は著しく悪いことを付け加えておきます(つまり、一つの作業に集中してアプリの切り替え頻度を減らすなど作業効率を上げるための工夫が必要です)。
  
* [[Tutorial:Callback Functions (日本語)]] こちらからLÖVEゲームの基本的な構造を学べます。
+
=== Android で使用できる製作ツールの一例 ===
* [[:Category:Tutorials]](英語) に、次に読むべき多数の情報があります。
+
* [https://play.google.com/store/apps/details?id=com.aor.droidedit&hl=ja DroidEdit Free] (コードエディタ)
 +
* [https://play.google.com/store/apps/details?id=gaminster.tile2map070 Tile2Map Maps & Levels Editor] (タイルマップエディタ)
 +
* [https://medibangpaint.com/ メディバンペイント] (ペイントソフト)
 +
* [https://play.google.com/store/apps/details?id=com.softeight.android.dictadroid.lite&hl=ja Dictadroid Lite] (口述筆記アプリ)
 +
* [https://play.google.com/store/apps/details?id=org.milkytracker.sdl&hl=ja MilkyTracker] (MODトラッカー)
 +
...順次追加予定です。
  
== その他の言語 ==
+
----
 +
 
 +
=== iOS ===
 +
 
 +
iOS で LÖVE を実行するには、コンパイルとインストールが必要です。この作業を行うには、 Mac OS X, [https://developer.apple.com/xcode/ Xcode 7 以降]、そしてホームページからダウンロード可能な LÖVE の iOS 版ソースコードが必要です。
 +
 
 +
* <code>include</code> および <code>libraries</code> フォルダに <code>love/platform/xcode/ios</code> フォルダが存在しない場合は、それらを[https://github.com/love2d/love/releases/download/11.3/love-11.3-ios-libraries.zip ダウンロード]してから対象フォルダへ導入してください。そのファイルには LÖVE で使用されているサードパーティー製の依存性ライブラリが同梱されています。
 +
 
 +
* <code>love/platform/xcode/love.xcodeproj</code> にある Xcode プロジェクトを開いて、ウィンドウの上部にあるドロップダウンメニューから <code>love-ios</code> ターゲットを選択します。
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 +
* 実行効率を改善するには、ビルド構成をデバッグからリリースへ変更して、同じドロップダウンにある選択肢から "スキームの編集..." メニューを開きます。
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 +
* 右方前にあるドロップダウンから iOS シミュレーターまたは接続済みの iOS デバイスを選択して、左方の「ビルドと実行ボタン ▶︎ 」をクリックすることで コンパイル後に対象デバイスへ LÖVE がインストールされます。
 +
 
 +
iOS 版の LÖVE にはインストール済みゲームで使えるリスト表示型インタフェースが搭載されています (配布用の .love を結合型実行形式にするまで使用できます)。
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* LÖVE のインストール後に iOS シミュレータへ .love ファイルを導入するには、ウィンドウを開いている時に iOS シミュレータのウインドウへファイルをドラッグしてください。まだ実行していない場合は、 LÖVE を起動します。新たにゲームを表示するために別のゲームを現在実行中ならば、 LÖVE を終了する必要があります (iOS シミュレーターのアプリの切り替えメニューを開くには Shift-Command-H を二回打鍵してください)。
 +
 
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* LÖVE のインストール後に iOS デバイスへ .love ファイルまたはゲームのフォルダを導入するには、 Safari でダウンロード、またはデバイス接続時にコンピューターから iTunes を経由して転送します。 iTunes を開き、 LÖVE をインストールした iOS デバイスへ移動し、 ‘アプリ’ の項目へ移動、および下方へスクロールしてLÖVE を見つけ出してから、 LÖVE の書類項目へ .love ファイルあるいはゲームフォルダーを追加します。 最新の iOS と Mac では、 Mac から LOVE のインストール先へ .love ファイルを転送するのにエアドロップ (Airdrop) が使えます。 
 +
 
 +
iOS 版の LÖVE ゲームの結合型実行形式の作成および配布方法に関しては [[Game Distribution (日本語)|Game Distribution]] を参照してください。
 +
 
 +
== 続けて読むもの ==
 +
* [[Tutorial:Callback_Functions (日本語)|Tutorial:Callback_Functions]] は LOVE ゲームの基本構造に関する講義です。
 +
* [[:Category:Tutorials|Category:Tutorials]] は次に理解する教本です。
 +
* [[Main Page (日本語)|ウィキ]] LÖVE wiki
 +
* [http://hakolife.net/love2d/ LÖVEのいろは]
 +
* [http://d-alchemy.xyz/software/love/ Digitalians' Alchemy | LÖVE (Love2D) プログラミング]
 +
* [https://sheepolution.com/learn Sheepolution - How to LÖVE]
 +
* https://rvagamejams.com/learn2love/
 +
 
 +
== そのほかの言語 ==
 
{{i18n|Getting_Started}}
 
{{i18n|Getting_Started}}
 
+
[[Category:LÖVE (日本語)]]
[[Category:LÖVE]]
 

Latest revision as of 06:47, 30 April 2020

LÖVE の入手

最新版の LÖVE をウェブサイトからダウンロードして、インストールしてください。 Windows でインストラーを使って LÖVE をインストールしたくない場合は .zip 圧縮形式の実行可能形式をダウンロードしてから展開してください。

どのバージョンの LÖVE がインストールされているか確認するには、下記のコマンドを実行してください:

love --version

ゲームの作成

最小のゲームを作成するには、フォルダを作成して、テキストエディタで開いてください。 Sublime Text は全てのオペレーティング・システムに対して非常によいものであり、標準で Lua 言語への対応機能が組み込まれています。作成済みのフォルダへ新規ファイルの作成を行い、 main.lua の名前を付けて、下記のコードをファイルへ記述してから、保存してください。

function love.draw()
    love.graphics.print("Hello World", 400, 300)
end

ゲームの実行

LÖVE では二種類の方法でゲームを起動します:

  • main.lua ファイルのあるフォルダーから。
  • .love ファイルの最上位(別名ルート)ディレクトリ内にある main.lua ファイルから。

.love ファイルの作成方法は Game Distribution を参照してください。


Windows

ZeroBrane Studio, Sublime Text, Notepad++, および SciTE はコード・エディタからゲームを起動することができます(訳注: Visual Studio Code にもプラグインで対応しているようです)。

それ以外に、ゲームを実行する最も簡単な方法は起動用のバッチファイルを作成したり、 love.exe ファイルまたは love.exe ショートカットのいずれかへフォルダをドラッグすることです。 main.lua ファイルではなく、 main.lua のあるフォルダをドラッグするのを忘れないでください。

コマンドラインからでもゲームを起動できます:

"C:\Program Files\LOVE\love.exe" "C:\games\mygame"


"C:\Program Files\LOVE\love.exe" "C:\games\packagedgame.love"

または、

cd "C:\games\mygame"
"C:\Program Files\LOVE\love.exe" .


cd "C:\games\mygame"
"C:\Program Files\LOVE\love.exe" packagedgame.love

love.exe のショートカットを作成をしてショートカットを右クリック、次に"プロパティ(R)"を選択してからショートカットに対する"リンク先(T)"にあるボックスへ希望するコマンドラインを記述してください。

Windows では、print 呼び出しの結果を参照できるようにするために、ウィンドウにコンソールを接続する特別なコマンドライン・オプションがあります (conf.lua にて t.console=true を設定するのと同じです):

"C:\Program Files\LOVE\love.exe" --console

Linux

Linux では、これらのコマンドラインのうち一つを使用することができます:

love /home/path/to/gamedir/
love /home/path/to/packagedgame.love

LÖVE がシステム全体にインストールされている場合は、ファイル・マネージャーから .love ファイルをダブルクリックすることでもゲームを起動できます。


Mac OS X

Mac OS X では、フォルダまたは .love を love アプリケーション・バンドルへドロップすることができます。 Mac ターミナル (コマンドライン)では、このように使用できます (アプリケーションのディレクトリへインストールされていると仮定します):

open -n -a love "~/path/to/mygame"

しかし、上記の方法ではターミナルのウィンドウへ表示されたテキストを出力しません。出力を行うには、アプリケーション・バンドル内部にある love バイナリを直接実行する必要があります:

/Applications/love.app/Contents/MacOS/love ~/path/to/mygame

~/.bash_profile へエイリアスを追加して love を使用する場合はターミナル・セッションにてエイリアスを設定することができます。

ファイルを開きます

open -a TextEdit ~/.bash_profile

下記のコマンドを実行します

touch ~/.bash_profile

最初に、まだファイルが存在しない場合です。

次に下記のコードを貼り付けてファイルを保存してください:

# alias to love
alias love="/Applications/love.app/Contents/MacOS/love"

今後は Linux および Windows と同様にコマンドラインから love を呼び出すことができるようになります:

love ~/path/to/mygame

Android

LOVE for Android を Google Playストア、または別の配布先からインストールを行い接尾辞に "embed" が付くものをダウンロード・使用しないときに限り、下記の方法は動作します。

  • main.lua/sdcard/lovegame/main.lua で検出されるようにするためにゲームフォルダーを /sdcard/lovegame へ転送します。そして LOVE for Android を実行します。Android Marshmallow 以降では Android のストレージ権限を LOVE へ許可してください (プロンプトが表示されます)。
  • ゲームの .love ファイルをデバイスへ転送、またはダウンロードしてからクリックします。大抵のファイル管理ソフトは LOVE for Android を使用して .love アプリを実行できます。それができない場合は ES ファイルエクスプローラーや Duo FM など関連付け指定できるファイルマネージャーをインストールすることで動かせるようになります。 Dropbox からでも .love ファイルを開くことができます。この方法は Android Nougat 以降では変更されたため動作しません。

訳注: この方法を応用することで Android スマートフォンまたはタブレット単体でゲームの開発を行うことができます(コードエディタ、スプライトエディタ、ピクセルエディタなどは別途インストールしてください)。ただし、パソコンでの開発と異なり、画面解像度の制約、および開発に使用するアプリの切り替え操作は煩雑になるため、作業効率は著しく悪いことを付け加えておきます(つまり、一つの作業に集中してアプリの切り替え頻度を減らすなど作業効率を上げるための工夫が必要です)。

Android で使用できる製作ツールの一例

...順次追加予定です。


iOS

iOS で LÖVE を実行するには、コンパイルとインストールが必要です。この作業を行うには、 Mac OS X, Xcode 7 以降、そしてホームページからダウンロード可能な LÖVE の iOS 版ソースコードが必要です。

  • include および libraries フォルダに love/platform/xcode/ios フォルダが存在しない場合は、それらをダウンロードしてから対象フォルダへ導入してください。そのファイルには LÖVE で使用されているサードパーティー製の依存性ライブラリが同梱されています。
  • love/platform/xcode/love.xcodeproj にある Xcode プロジェクトを開いて、ウィンドウの上部にあるドロップダウンメニューから love-ios ターゲットを選択します。
  • 実行効率を改善するには、ビルド構成をデバッグからリリースへ変更して、同じドロップダウンにある選択肢から "スキームの編集..." メニューを開きます。
  • 右方前にあるドロップダウンから iOS シミュレーターまたは接続済みの iOS デバイスを選択して、左方の「ビルドと実行ボタン ▶︎ 」をクリックすることで コンパイル後に対象デバイスへ LÖVE がインストールされます。

iOS 版の LÖVE にはインストール済みゲームで使えるリスト表示型インタフェースが搭載されています (配布用の .love を結合型実行形式にするまで使用できます)。

  • LÖVE のインストール後に iOS シミュレータへ .love ファイルを導入するには、ウィンドウを開いている時に iOS シミュレータのウインドウへファイルをドラッグしてください。まだ実行していない場合は、 LÖVE を起動します。新たにゲームを表示するために別のゲームを現在実行中ならば、 LÖVE を終了する必要があります (iOS シミュレーターのアプリの切り替えメニューを開くには Shift-Command-H を二回打鍵してください)。
  • LÖVE のインストール後に iOS デバイスへ .love ファイルまたはゲームのフォルダを導入するには、 Safari でダウンロード、またはデバイス接続時にコンピューターから iTunes を経由して転送します。 iTunes を開き、 LÖVE をインストールした iOS デバイスへ移動し、 ‘アプリ’ の項目へ移動、および下方へスクロールしてLÖVE を見つけ出してから、 LÖVE の書類項目へ .love ファイルあるいはゲームフォルダーを追加します。 最新の iOS と Mac では、 Mac から LOVE のインストール先へ .love ファイルを転送するのにエアドロップ (Airdrop) が使えます。

iOS 版の LÖVE ゲームの結合型実行形式の作成および配布方法に関しては Game Distribution を参照してください。

続けて読むもの

そのほかの言語